任意の JMeter プロパティをリアルタイムで変更する
テストの実行中にテストの動作を変更することができます。BlazeMeter では、「リモート制御」機能を使用して JMeter プロパティの値をリモートで変更できます。
この機能の使用方法:
- テストを設定するときに、[JMeter Properties]ダイアログ ボックスに 1 つ以上のプロパティを追加します。
- テスト中に、レポート画面の上部にある[Remote Control]ボタンをクリックします。
- 新しい値を入力して[Send]をクリックすると、すべてのエンジンのプロパティが更新されます。
以下のビデオでは、この機能をセットアップして使用する方法を説明します。最適な視聴のためにビデオの画面を最大化してください。
他の例: リアルタイムのスループット変更
JMeter の Constant Throughput Timer を使用してヒット/秒で Web サイトのキャパシティを判断する場合を考え、(500 ヒット/秒や 1000 ヒット/秒など)テストするスループットが不明だとします。リアルタイムのテスト制御を使用すると、どの程度のスループットが必要であるかを最初に推測し、テストの結果を見て更新することができます。
これを行うには、通常どおり JMeter テスト スクリプトを作成しますが、スループット フィールドには ${__P(hits)} を入力します。この形式のプロパティは、テスト中にプロパティを制御できることを JMeter に通知します。
* Blazemeter のグラフは 1 秒あたりのヒット数ですが、「Constant Throughput Timer」の値は 1 分あたりのヒット数であることに注意してください。
これで、スクリプトを通常どおりアップロードできますが、テスト設定を保存する前に[Advanced Test Properties]セクションに移動すると、スループット コントローラに初期値が設定されていることがわかります。
テストを開始し、BlazeMeter のリアルタイム レポートを使用すると、サーバが 500 ヒット/秒で正常に動作していることがわかります。ライブ レポートに移動して、以下の手順でプロパティをリセットすることができます。
- 右上のボタン パネルで[Remote Control]を選択します。
- [New Value]に入力してプロパティの値を更新します。
役に立つヒント
スループット コントローラを設定する場合は、1 サーバあたりの値になります。たとえば、スループット コントローラが 250 ヒット/秒に設定され、BlazeMeter がテストに 5 つのサーバを割り当てた場合、サーバは BlazeMeter から 1250 ヒット/秒のスループットを受信します。
この機能を想定している典型的なユース ケースは、ステップ機能に似たパターン(サーバで 1000 ヒット/秒を処理できるので、次は 1500 ヒット/秒で試してみるなど)に従う負荷テストが必要なユーザを対象としたものです。また、テスト期間中に負荷のオンとオフを切り替えるために使用することもできます。
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