マルチ テストは分散負荷テストで使用されます。
マルチ テストでは、複数のテスト セッションの結果を同期させて 1 つの集約レポートにまとめます。
マルチ テスト設定には、同時に実行するように編成された個別のテスト設定が含まれています。各テストは別々のものであり、マルチ テストにかかわらず、独立して実行することができます。
新しいマルチ テストの開始
マルチ テストのセットアップを使用するには、以下の手順に従います。
マルチ テストの作成を開始するには、上部のナビゲーション バーにある[Create Test]ボタンをクリックして[Multi Test]を選択します。
マルチ テストのセットアップ
1. 新しいマルチ テストを作成すると、3 つのオプション画面が表示されます。新しい JMeter テスト、「URL/API」テスト、または「Webdriver」テストを追加または作成し、作成中の新しい「マルチ テスト」にそれらのテストを追加することができます。
2. [DRAG & DROP TESTS HERE]オプションを使用すると、左側パネルのテスト一覧からテストをドラッグしてマルチ テストにドロップするだけで、マルチ テストにテストを追加することができます。
左側パネルにテスト一覧が表示されない場合は、上部のナビゲーション バーで[Tests]をクリックし、[Show all tests]をクリックします。
テストの設定
マルチ テストを使用して同時に実行する種々のテストをすべて追加したら、それらのテストの設定を変更できます。スタンドアロンのテスト間には依存関係がまったくないため、マルチ テスト内の任意のテストを他のテストとはまったく異なる設定にすることができます。
各テストがトラフィックを生成する場所やテストの基本設定を変更できます。[Command Line Arguments]や[JMeter Properties]などの追加のオプションを変更する場合は、[Edit Original Test]をクリックして必要な変更を加えることができます。
スタンドアロン テストは、以下のように簡単に設定できます。
1. [Multi Test]ビューで対象のテストをクリックします。
2. 設定に必要な変更を加えます。
マルチ テストの実行
2. さらに、実際にテストを開始する前にすべてのサーバが起動していることを確認する[Synchronized Start]を選択できます。このオプションは、一部のサーバやロケーションの通信速度が他よりも大幅に遅い可能性があり、それらのサーバやロケーションを同期させたい場合に役立ちます。
3. [Launch Servers]をクリックすると[Booting]ウィンドウが表示され、マルチ テスト全体での負荷エンジンおよびコンソール起動の進行状況が表示されます。
テストの強制起動
場合によっては、AWS インスタンスが機能していないために負荷エンジンの開始に失敗することがあります。テストが起動段階にあり[Servers Status]が表示されているときに、10 分以上経過しても、いずれかのテストで、事前設定されたすべてのエンジンをロードできないことがあります。このような場合、テストの開始を無期限に待ってテストがまったく開始しない状況を避けるために、[Force Start]をクリックし、すでに起動して待機しているすべてのエンジンでテストの実行を開始できます。その後、機能していないエンジンが正常に開始すると、そのデータは残りのデータと共に集約されたマルチ レポートにまとめられます。説明は以上です。これでマルチ テストを起動して実行することができます。
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