ユーザの動的な追加は、ターゲット サーバの制限を評価するマルチテストを実行する際に役に立ちます。負荷テストの実行中、ターゲット サーバが余裕を持って負荷を処理していることがわかったとします。テストをシャットダウンし、異なる設定の新しいテストを開始するのではなく、アクティブなマルチ テストにその場で追加テストを作成し、ユーザ数を増やして負荷を大きくします。マルチ テストにテストを追加すると、追加したテストの結果はマルチ テストの残りの結果と集計され、包括的な分析が可能になります。
マルチ テストの実行中、任意のテストを追加できます。そのためには、単一のテストを開始し、マルチ テストに追加するオプションを選択するだけです。
テストを動的に追加する方法
ステップ 1
マルチ テストを作成して実行します。
ステップ 2
負荷を増やす余地があると判断した場合や、マルチ テストに別のシナリオを追加する必要がある場合は、そのテストを選択し、[Play]ボタンをクリックして通常どおりに実行します。
上に示した例では、マルチ テストは 2 つのセッションを実行しています。Test no. 1 と Test no. 2 です。テストがアクティブであることを示す緑色の丸が表示されているのがわかります。
ステップ 3
ポップアップ表示されるボックスに、[Run this test as part of a master session?]というオプションが表示されます。このオプションで、単一の単体テストとして実行するか、または現在アクティブないずれかのマルチ テストの一部として実行するかを選択できます。
マルチ テストのオプションを選択した場合は、新しいテストのスタートアップ ステージが終了するとすぐに、そのテストの結果は、マルチ テスト全体の結果とまとめて集計されます。
以下に示すレポートで、どの時点で新しいテストが負荷に追加されたかを確認してください。その後、「Test no. 3」もアクティブになり、マルチ テストの[Test Configuration]で、最近追加したセッションを含めて 3 つのセッションすべてが指定されています。
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